ピラティスとヨガの違いって? 効果の違いが一目瞭然!

コラム

男性からも女性からもピラティスが話題になると「ヨガとはどう違うの?」とよくいわれます。最近話題のピラティス。トレーニングに興味がある男性、エクササイズに関心がある女性の皆さまには、ピラティスの効果が気になっているのではないでしょうか。ピラティスのスタジオの雰囲気、レッスンのウェアなど、ヨガと共通する部分は多くあるので、ピラティスとヨガを同じじゃないの? と思う方も多いかもしれません。確かに、ピラティスのスタジオはヨガのスタジオととても似ていますし、ピラティスインストラクターが着ているウェアもおしゃれなヨガブランドを愛用している人も多いようです。ですが、だからといってヨガ=ピラティスというわけではありません。それぞれ、まったくといっていいほど成立過程から得られる効果まで違ってきます。そこで今回は、ピラティスに興味・関心がある皆さんのため、気になるヨガとの違いをわかりやすくご紹介していきます。

ヨガ・ピラティス

この記事の目次
・悠久のインダス文明まで遡るヨガは瞑想でリラックスできる
・第一次世界大戦時にリハビリ目的ではじめられた現代医学ベースのピラティス
・女性人気ダントツのエクササイズ ピラティス・ヨガの効果を比べてみる
・まとめ

悠久のインダス文明まで遡るヨガは瞑想でリラックスできる

皆さんは、インダス文明について知っていることがありますか? 高校の世界史でかじったかもしれませんが……ほとんど覚えていないかもしれません。紀元前2500年頃から1500年頃まで続いた、インドをはじめたとした中央アジアの古代文明のひとつです。このインダス文明から誕生したのがヨガ。インダス文明における修行法のひとつでした。もともとは瞑想を深めるための修行で、身体の動き(ポーズ)を瞑想と組み合わせることでより深い瞑想の効果を得られるように改良が加えられてきましたが、当時は信仰のための祈りであり、エクササイズではなかったことがうかがえます。ヨガ特有のポーズ、そして呼吸法が取り入れられるようになり、エクササイズとしての側面がみられるようになるのは1000年頃のこと。その後、近代になって世界的なエクササイズのひとつになります。1990年頃、アメリカでヨガが大流行、日本でも2000年頃から親しまれるようになりました。ヨガのはじまりを知るとそもそもエクササイズではなく瞑想によってリラックスすること。これがなによりヨガによってもたらされる効果だといえます。ちなみにヨガの呼吸法は腹式呼吸です。この腹式呼吸はヨガの特徴であるリラックス効果をもたらすといわれています。

第一次世界大戦時にリハビリ目的ではじめられた現代医学ベースのピラティス

ピラティスは第一次世界大戦時にはじまりました。第一次世界大戦の従軍看護師だったジョセフ・ピラティスが負傷兵のリハビリのためにおこなっていたものです。大戦後、ドイツからニューヨークへ渡り、そのエクササイズはブロードウェイのダンサーに支持されました。それ以降、創始者ピラティスの弟子達がポーズを改良したり、インストラクターの養成に力をいれアメリカを始め世界各国で親しまれるようになりました。
ヨガとの違いは現代医学がベースになっていること。当時の理学療法がその根拠になっています。ピラティスではインナーマッスルを鍛えることによって、肉体の様々な不具合を改善します。無理なくインナーマッスルが鍛えられるよう工夫されているのです。身体を鍛えることが目的のため、当然ですがヨガと比較するとフィジカルトレーニングとしての側面が目立ちます。ジムのマシントレーニングではアウターの筋肉を鍛えることが多いため、男性の愛好者が多くいますが、ピラティスは、内臓や骨の一番近くにあるインナーマッスル=体幹を鍛えることに着目したエクササイズのため、女性からご高齢者まで無理なく筋肉量の増加ができるだけでなく、カロリーも消費できるのでダイエットにも向いています。
ピラティス創始者のジョセフ・ピラティスはヨガの研究にも取り組みそのポーズをピラティスに落とし込みました。ピラティスはヨガのいいところを取り入れつつ近代的で合理的にボディメンテナンスがおこなえるエクササイズなんですね。ちなみにピラティスでは胸式呼吸がおこなわれます。胸式呼吸を行うと交感神経が活発になることで、肉体的にも精神的にも活動的な状態になり、トレーニングの効果がアップします。また、体幹を鍛えるために、胸式呼吸は有効に作用するため、ピラティスの効果を高めるために欠かせないメソッドとなります。

女性人気ダントツのエクササイズ ピラティス・ヨガの効果を比べてみる

ヨガとピラティスの成り立ちを見てきました。どちらのエクササイズも現在では日本国内におけるエクササイズの2トップといっても過言ではないほど人気が高まっています。それでは、ここではピラティスとヨガについて、気になる効果の違いをまとめていきます。

ピラティスはインナーマッスルを鍛えることで、様々な効果が期待できます。

  1. 姿勢の改善(猫背・反り腰など)
  2. 腰痛・肩こりの改善
  3. ウエストが引き締まる
  4. ヒップアップができる
  5. 頻尿・便秘の解消
  6. 胃腸の不調の改善

これらはすべてインナーマッスルを鍛えることにより実感できるものです。ですが、インナーマッスルを鍛えることは簡単ではありません。肉体のコアにある細かい筋肉だからこそ、意識しなければ鍛えられないのです。ただ無意識に筋トレしているだけでは、表面上のアウターマッスルに意識が向いてしまいます。逆にいうと、いままでトレーニング経験がない運動初心者でも、インストラクターの元、正しいレッスンを受ければ無理なく運動できるのでピラティスは女性から高齢者まで幅広く効果を実感していただけるおすすめのエクササイズなんです。

それでは、次はヨガです。ヨガはやったことがある! という女性もたくさんいると思います。それでは、ヨガの効果についてもおさらいしておきましょう。

  1. 冷え性の改善
  2. 自律神経のバランスを整える
  3. 精神的に落ち着く
  4. 柔軟性がアップする

瞑想によってリラックスできるヨガでは、自律神経のバランスを整えて、精神的に落ち着くことができます。様々な効果があるヨガですが、精神面でのメリットが目立ちます。また、エクササイズという意味ではヨガのポーズでは、身体の関節の多くを動員して行う多関節運動が多く、ストレッチ効果が期待できます。また、ポーズを呼吸をしながらキープするため、ポーズを維持するための筋力も鍛えることができます。この点においては、身体のバランスを維持するためにインナーマッスルも使われますので、ヨガのポーズの中にはピラティスのようにインナーマッスルを鍛える効果のあるポーズもあります。一方、ピラティスは、どちらかというと単関節運動が多く、単純な動きでも正確に行うことで、インナーマッスルを鍛えていくところがヨガとの違いかもしれません。また、ピラティスにおいては、ボールなどのプロップと呼ばれる小物を取り入れたレッスンも多くあり、初心者でも無理なく効果を実感しやすいレッスンが行われています。

まとめ

ピラティスとヨガで迷っているのなら、体験レッスンに参加してみることをおすすめします。ヨガはどちらかといえば楽で、ピラティスはキツいんじゃないかな? なんて思っていませんか? インナーマッスルのトレーニングがメインだからといって、ピラティスがハードなエクササイズというわけではありません。ピラティスはトレーニングの経験がない女性でも無理なく続けられるエクササイズです。
K Village Pilatesでは、初心者向けのクラスがあるのではじめてでも安心ですよ。まずは体験レッスンでピラティスに挑戦してみませんか?

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