Pilates Tokyo 新宿店のHirotakaです。

ピラティスのレッスンには、

・マットレッスン
・マシンレッスン

という分け方と、

・グループレッスン
・プライベートレッスン

という分け方があります。

そこで、このブログ記事では「ピラティスはグループレッスンよりプライベートレッスンの方が効果が高いのか？」について解説してみたいと思います。

この記事の目次
・グループレッスンについて
・プライベートレッスンについて
・それぞれのメリット・デメリット
・まとめ

グループレッスンについて

グループレッスンの場合は、マットエクササイズの場合も、マシンエクササイズの場合も、基本的にはインストラクターのキューイングに従い、スタジオ内の参加者全員が同じ動きを行います。

もちろん、レベル・経験・可動域の差などを考慮して、同じエクササイズであっても、必要に応じて個別にモディフィケーションを加え、無理のない範囲でトレーニングができるうように全体の舵取りは行いますが、あくまでグループとして全体を俯瞰的に見ながらレッスンを進めていきますので、クライアントさん一人ひとりに完璧なキューイングを行うことは難しくなります。

決まった時間内で想定しているメニューをこなすという意識もありますので、あまりにクライアントさん一人ひとりに時間を割いてしまうと、時間内にレッスンが終わらなくなってしまいます。

全体の流れを重視するレッスンを行うのか、多少は脱線しても良いので、クライアントさん一人ひとりへのキューイングを加えていくのか、そのバランスはインストラクターさんの経験や参加者の人数、レベル感のバラツキなどにも左右されますが、ある程度はクライアントさんがキューイングに従って自分から動けるようになることも大切です。

例えば「次はブリッジ（ペルビックカール）をやりますよ」と言われたら、その時点で「こういう指示でこういう動きだったよな」という想定はできるでしょう。

プライベートレッスンについて

プライベートレッスンはグループレッスンのような制約はありませんので、あくまでクライアントさんの身体の状態やピラティスで達成したい目的などのニーズに合わせてトレーナーさんが自由にレッスンを組み立てていくことができます。

また、その目的を達成するためにマットエクササイズもマシンエクササイズも自由に組み合わせることができますので、エクササイズによってマットとマシンを使い分けたり、先ずはマシンを使って目的の筋肉や関節を個別に動かして十分に意識ができた後に、マットで同じ動きを再現してみるといったように、エクササイズの理解を深めることも可能になります。

プライベートレッスンでは、グループレッスンのように、流れを意識したレッスンというだけではなく、クライアントさんがその時に必要としていることを、インストラクターが何気ない会話なども含めて、クライアントさんとラポールを築きながら、しっかりと伝えるということも重視されるように思えます。

それぞれのメリット・デメリット

それぞれのメリットとデメリットは裏腹の関係にはなりますが、主に以下のような項目が挙げられるでしょう。

1.　グループレッスンのメリット

・回数をこなすことで、基礎体力のアップや記憶の定着が期待できる
・自分から主体的に動くことで、主体性や集中力のアップにつながる
・他のクライアントさんとのシンクロによる一体感・達成感を感じることができる
・定員数に余裕をみており、満席になる可能性が低いので、自分のペースに合わせて予約が取りやすい

2.　プライベートレッスンのメリット

・金額は高いが、ニーズに応じた、オーダーメイドで満足度の高いレッスン
・マシンもマットも自由に使えるので、トレーニングの効率が圧倒的に高い
・自分では気が付かない癖や思い込みなどを修正しやすく、正確性を身につけやすい
・怪我からの回復期や妊娠中など、グループレッスンが受けられない状況でも対応ができる

まとめ

ヨガとも異なり、ピラティスは動きはそれほどダイナミックではありませんが、その代わりに正確性をより意識したエクササイズが多く、間違った理解・認識でグループレッスンを繰り返し受けてしまい、その記憶を強化してしまうと、そのエクササイズの目的や期待できる効果を達成できないことにもなりかねません。

ただ、プライベートレッスンの場合も、月に1回や2回という頻度では、正確でニーズに合致したレッスンを受けているとしても、ピラティスに必要な最低限の基礎体力を身につけたり、エクササイズを覚えて、自分から主体的に体を動かしていくという段階にたどり着くことが難しくなります。

ということで、

1.　プライベートレッスンを主体としながらも、グループレッスンにも積極的に参加して、反復練習によるエクササイズの定着や基礎体力のアップなどをカバーする

2.　グループレッスンを主体とした場合も、月に1回でも良いので、プライベートレッスンも取り入れることで、自分の思い込みや、自分では気が付かない身体の癖などを指摘してもらい、正確性をより高めて、ピラティスそれぞれのエクササイズがもっている本来の目的や効果を最大限に実感できるようになる

など、どちらもバランス良く取り入れることが理想ではないかと思います。

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