ピラティスのロールアップができない!? エクササイズのコツをご紹介!

コラム

ピラティスビギナーから「ロールアップができない!」というお話をうかがいます。ロールアップというエクササイズはヨガにもあるポーズですので記事や動画を見たことがある方もいるのではないでしょうか? やり方は知っているけど、実際にやってみたらできなかったという方も多いはず。簡単に見えて、難しいエクササイズ。それが「ロールアップ」なのです。では、どうしてロールアップができない人がたくさんいるのでしょうか。これからピラティスをはじめたいという方も気になるはず。皆さんはいかがですか? ピラティスの基本的なポーズであるロールアップについて、どうしてできないのか、そしてどうしたらできるようになるのか、今回はそのやり方やコツをご紹介します。

ロールアップ

この記事の目次
・ピラティスのロールアップとは?
・ピラティスのロールアップができないってほんと?
・ピラティスのロールアップのコツとは?
・まとめ

ピラティスのロールアップとは?

ピラティスのロールアップがどのようなポーズなのか、まずはご説明したいと思います。ロールアップといわれるとおり、上半身を内側に巻き込むように起き上がるポーズです。

まず、実際のやり方をご紹介します。
・スタートポジションは仰向け。フロアに骨盤を安定させます。
・仰向けのまま腕を耳の辺りまでバンザイするように伸ばします。腰と背中が浮きやすくなるので、しっかりとフロアにつくようにします。
・息を吸いながら、腕を伸ばしたまま上半身をチェストリフトの位置まで起こします。
・息を吐きながら、腕がフロアに平行になるまで上半身を起こします。

では、気になる効果についてもご説明。
ピラティスのロールアップでは腹筋を中心としたインナーマッスルが鍛えられます。インナーマッスルは体幹ともいわれる、内臓や骨などの肉体のコアの部分にある細かい筋肉のこと。そのため、気になるお腹周りなどのダウンにぴったりです。
また、インナーマッスルを鍛えれば、筋肉量が増加して代謝がよくなるので痩せやすい体質にもつながります。そして、インナーマッスルを鍛えると内臓が正しい位置に戻り、便秘解消など痩せやすい体質につながることもあります。ロールアップは、もも裏の筋肉や背骨周りの筋肉も使いますので、姿勢矯正、腰痛・肩こりの改善などにも効果的なんです。ピラティスのロールアップは、やっぱりできるようになりたい! そしてできるようになれば、女性にとってうれしい効果があるんです!

ピラティスのロールアップができないってほんと?

たくさんの女性が「難しい!」「できない!」というピラティスのロールアップ。実は、腹筋がある男性にとっても難しいエクササイズなのです。男性も女性も見様見真似でさらりとこなすことは難しいポーズですが、インストラクターがちょっとアドバイスしたら、すぐにできてしまうことも。
どうして腹筋がある男性でもできないの? と思いますよね。ここでは、多くの方にとってピラティスのロールアップができないワケを突き詰めていきます。

腹筋が弱い

腹筋が弱い女性によくみられるのが、ロールアップしたりダウンしたりするときに足が浮いてしまうパターン。
起き上がれず、ころんころんと後ろに転がってしまいます。腹筋運動でも、足をおさえてもらわないと起き上がれないのではないでしょうか?
腹筋が弱いと、起き上がるために腹部ではなく足腰の筋肉に頼ろうとするため、足腰が浮いてしまうんですね。
ロールアップは、腹筋を中心に筋力強化をするポーズなので、やはり腹筋があるほうがやりやすいポーズになります。

首や肩で起き上がろうとする

想像以上に人間の頭には重量があります。成人だとおよそ体重の10%にも相当すると言われます。おおよそ頭だけで5~6kgはあるということ。びっくりですよね。
それだけの重量がある頭部をインナーマッスルだけで持ち上げようとするのですから、無意識に首や肩でも支えようとしてしまうんです。首や肩に力が入ると、背骨の動きが硬くなってしまい、起き上がり切れなくなってしまいます。

背骨が硬い

ロールアップができない原因に背骨が硬いことがあげられます。骨格標本を思い浮かべてみてください。背骨はどうなっていますか? 椎骨が椎間板を挟んでいくつもつながっています。背骨が硬くなっていると、1本の棒のようにしか使えなくなってしまい、ロールアップの丸まろう丸まろうとする動作がやりにくいんです。
背骨は、普段から意識して動かさないと、重力の影響を受けて、縮み固くなってしまいます。肩や首のコリが気になる場合は、もしかしたら背骨の硬さが原因になっているかもしれませんね。

骨盤が後傾しない

日本女性に多くみられるのが、反り腰という特徴です。反り腰気味の女性にもいえることですが、腹筋やもも裏の筋肉などのインナーマッスル弱いと骨盤が前傾しやすくなります。また、ロールアップでは、まずはフロアに骨盤と背中をニュートラルな位置に置き安定させなければいけません。反り腰気味の方は、日ごろから、胸を張っている状態の方も多く、上半身下半身ともに不安定な状態のためロールアップがしにくいという理由も考えられます。

ピラティスのロールアップのコツとは?

ピラティスのロールアップができない原因がみつかりましたか? 原因がわかれば、改善方法がみえてきますね。ここからは、ロールアップができるようになるためのコツをお教えします。

腹筋が弱い場合

ピラティスに取り組んで、インナーマッスルを鍛えましょう。腹部の筋肉を使って起き上がれるようになることが目標です。
それと同時に、太ももの前側も念入りにストレッチしておきとよいでしょう。ロールアップのとき、足腰の筋肉が働きすぎないようにする役割があります。

肩や首に力が入ってしまう場合

ロールアップのとき首や肩に力が入っている自覚があるのなら、気を付けたいのは肩甲骨を下げるようにすること。
立った状態で肩に力を入れてみるとわかりやすいと思います。自然と肩があがりますよね。この状態でロールアップをおこなっても背中は丸まりません。肩甲骨を下げて首や肩をリラックスするように意識しましょう。

背骨が硬い場合

普段から背骨まわりが凝ったり張ったりするのなら、ロールダウンからはじめるのがおすすめです。ロールダウンは、立位の状態で前屈する動きです。上半身を起こしていくロールアップに対して、上半身を倒していくのがロールダウンです。ロールダウンをする際に、背骨の椎骨一個一個を意識するように動けるようになれば、背骨周りの神経が活発化し、背骨を動かしやすくなります。

骨盤が後傾しない場合

普段から反り腰気味だったり、姿勢がよくなかったり。あるいは、ロールアップのとき骨盤が安定しないという気付きがある場合も立位のロールダウンのレッスンがおすすめです。ロールダウンをしたときに、ぐらぐらしないで床まで行けるか、また、床まで行って立ち上がるときに腹筋を使えているかがポイントです。その際に、呼吸にも意識を向けましょう。どのように呼吸したとき、骨盤の位置がぐらぐらせずにすむか、きっとコツがつかめるはずです。

まとめ

ピラティスのロールアップができないという女性がたくさんいるのには、きちんと原因があったんですね。今回ご紹介したコツを取り入れれば、ロールアップ成功に近付けるはず。ですが、やはりおすすめなのは、きちんとインストラクターにスタジオレッスンでアドバイスをもらうこと。適格なアドバイスだとコツがつかみやすいでしょう。
K Village Pilatesでは、ピラティスがはじめての女性も、ピラティス経験があってロールアップができない女性も大歓迎。経験豊富なインストラクターが丁寧に指導します。
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