ピラティスで胸式呼吸なのはなぜ?やり方や自律神経との関係も解説
この記事では、ピラティスで胸式呼吸が重視されている理由をご紹介します。また、胸式呼吸のやり方や、自律神経との関係についても詳しく解説します。
- 「ピラティスで胸式呼吸をするのはなぜ?」
- 「胸式呼吸のやり方がイマイチわからない」
- 「胸式呼吸をすると自律神経が整うって本当?」
このような疑問やお悩みをおもちの方へ向けて、この記事では、ピラティスで胸式呼吸をする理由や、胸式呼吸のやり方について解説します!
また、ピラティスと自律神経の関係についてもご紹介。
ぜひ最後までお読みください。
ピラティスで胸式呼吸をするはなぜ?
ピラティスで胸式呼吸をする主な理由は、次の3つです。
- 交感神経を刺激するから
- 筋肉を効率よく刺激できるから
- 代謝がよくなるから
1つずつ解説します!
理由①交感神経を刺激するから
1つ目の理由は、胸式呼吸は交感神経を刺激するからです。
胸式呼吸とは、横隔膜によって呼吸するのではなく、肋骨を開くようなイメージで肺を大きく収縮させる呼吸法のことです。
呼吸をするときに、腹部ではなく、胸や肩のあたりが大きく動くのが胸式呼吸の目印です。
胸式呼吸には、交感神経を刺激する効果があるとされています。
交感神経が優位になると、気分がスッキリしたり、やる気が出てきたりする効果があります。
また、脳が刺激されるため、胸式呼吸はインナーマッスルの強化を重視しているピラティスと非常に相性がよい呼吸法なのです。
理由②筋肉を効率よく刺激できるから
2つ目の理由として、筋肉を効率よく刺激できるからというものも挙げられます。
胸式呼吸をすると、交感神経が刺激され、脳のはたらきが活性化します。
すると、インナーマッスルをはじめとして、全身の筋肉を効率よく刺激することにつながります。
ピラティスは、ゆったりとした動きを連続的に行うエクササイズですが、胸式呼吸をすることによって、効率的に筋肉を強化しているのです。
理由③代謝がよくなるから
ピラティスで胸式呼吸を行う理由の3つ目は、代謝がよくなるからです。
胸式呼吸には、交感神経を刺激し、筋肉を効率的に強化できるはたらきがあります。
そして、全身の筋肉量が増えると、代謝がよくなります。
筋肉が増えて代謝がよくなると、これまでと同じ日常動作をするのにも、これまで以上のエネルギーを消費することになります。
そのため、代謝がよくなると、身体が引き締まったり、痩せやすく太りにくい身体になったりするのです。
このように、代謝がよくなることにはさまざまなメリットがあるのですが、胸式呼吸には、代謝のアップにつながるような効果があります。
ピラティスでは、このような効果を理由として、胸式呼吸を重視しているのです。
胸式呼吸のやり方
胸式呼吸のやり方は、次のとおりです!
- 足を肩幅くらいに広げて立つ
- 肋骨を広げるイメージで息を吸う
- お腹は引き締めたまま、息を吐く
ステップごとに解説します。
ステップ①足を肩幅くらいに広げて立つ
まず、足を肩幅くらいに広げて、ラクに立ちます。
背筋をスッと伸ばしつつ、全身の余分な力は抜きましょう。
ステップ②肋骨を広げるイメージで息を吸う
次に、肋骨を広げるイメージで、息を大きく吸います。
このとき、横隔膜や腹筋を使ってお腹を大きく膨らませるのではなく、肋骨を開いて、胸や肩を大きく動かすようなイメージで息を吸ってください。
胸が膨らんだり、肩が上がったりするように息を吸えばOKです。
ステップ③お腹は引き締めたまま、息を吐く
そして、今度は肋骨を閉じていくイメージで、息を吐きます。
息を吐くときは、吸うときの2倍くらいの時間をかけて吐きましょう。
このとき、お腹は引き締めたままでいることを意識してください。
お腹が膨らんだりへこんだりしないように、お腹は一定の位置でキュッと引き締めたままにします。
しかし、余分な力を入れることなく、全身はラクにしたままでいましょう。
これが胸式呼吸のやり方です。
胸式呼吸の目印としては、胸や肩のあたりが動くような呼吸ができているかをチェックしてみましょう。
コツをつかむまでは難しいかもしれませんが、一度コツをつかめば、だれでも簡単にマスターできます。
ぜひ、根気よくチャレンジしてみてくださいね。
胸式呼吸と自律神経の関係は?
実は、胸式呼吸をすると自律神経が整うといわれています。
なぜなら、胸式呼吸には、交感神経を刺激するはたらきがあるからです。
そもそも、自律神経とはなんなのでしょうか。
自律神経とは、人間の体内に無数にある神経のうち、自分の意志ではコントロールできない神経のことです。
そして、自律神経の中には、交感神経と副交感神経の2つがあります。
交感神経が優位になると、人は活動的になり、気分がスッキリしたり、やる気にあふれたりしてきます。
反対に、副交感神経が優位になると、人はリラックス状態になり、気分が落ち着いたり、眠くなってきたりします。
通常、日中は交感神経が優位になりやすく、夜は副交感神経が優位になりやすいです。
しかし、自律神経のバランスがなんらかの事情によって乱れ、交感神経と副交感神経の切り替えが上手くいかなくなることがあります。
この状態のことを、自律神経失調症といいます。
自律神経失調症になると、夜眠れなくなったり、日中に強い眠気に襲われたり、めまいや頭痛といった症状が出たりしてしまいます。
そんなとき、ピラティスで胸式呼吸をすると、自律神経が整う場合があります。
前述のとおり、胸式呼吸には、交感神経を刺激する効果があります。
そのため、ピラティスで胸式呼吸を行うと、交感神経が優位になりやすく、上手く切り替わらなかった自律神経を整えることができるのです。
特に、朝や日中にピラティスを行うと、交感神経が優位になるべきときに交感神経を刺激できるため、効果的です。
ピラティスと胸式呼吸、そして胸式呼吸と自律神経には、このような関係があるのです。
最適な時間帯について詳しく知りたい方は、コチラの記事もあわせてご覧くださいね。
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